「ジョジョの奇妙な冒険」は承太郎などのキャラクターや漫画の中のいろいろなセリフが有名で、マンガを読んだことがない人でもなんとなく知っていると思う。そのジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦が、漫画術について書いている本を読んだ。

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)
荒木 飛呂彦
集英社 (2015-04-17)
売り上げランキング: 2,942

この本は、絵の書き方について書いてるわけではなく、漫画の書き方を書いている。キャラクター、世界観、ストーリー、テーマというマンガの構成要素について、それぞれどのように考えてどのように作るか他のマンガや映画の例を出しながら説明していて、マンガをある程度読んだことがある人なら面白く読めると思う。 たとえば、1ページ目をどうやってめくらせるか、というテーマでいろいろ考えが述べてあったりして、タイトルや絵をどのように工夫して読者を惹きつけているか、というところはサービスやアプリを作る人にも参考になる考え方だと思う。 この本の冒頭にも、"「ジョジョの奇妙な冒険」は王道漫画である"と書いてあり、そこで自分は「え、ジョジョは王道漫画じゃないだろ・・・?」と疑問を持ちながら読み始めているので、これも本を読ませるためのテクニックに見事に引っかかったのかもしれない。

まあそんな感じで今では納得感を持って面白く読めるのだが、一方で自分が子供の頃はジャンプを読んでもジョジョを読んでいなかったことを思い出した。

小学生の頃は周りにもジャンプを読んでいる人がおらずそのような文化がなかった。中学に入ってジャンプを読む人が周りにいて、自分も友達から借りたり自分で買ったりして読んでいた。当時ワンピース、こち亀、アイズ、リーダー伝たけしなどほとんど読んでいたが、ジョジョだけは読んでいなかった。なんでかというとよく覚えてないが、絵が苦手で内容も難しそうだったんだと思う。途中から読む人を受け付けないような独特の雰囲気があったように思う。 ジョジョの絵が苦手という人は他にも結構聞くので、荒木飛呂彦はそのような人がいることを漫画術という観点でどのように考えているんだろう。